LMCとは

LMCは、RaspberryPi(R)等を使用した、LEDマトリクスドライバボードです。

高輝度なフルカラーLEDマトリクスに、高速、高画質、簡単操作で映像を表示することができます。

RaspberryPiのLinuxから、LMCに装着したLEDマトリクスを制御し、RGBフルカラーの映像を秒間60フレームで表示することができます。

LMCでできること

LMCでは以下のようなことが可能です。

  1. RaspberryPi(R)に書き込んだ(もしくはUSBメモリに書き込んで差し込んだ)画像、動画(MP4,AVI等ffmpeg対応フォーマット)を表示する
  2. Androidスマートフォンで、RaspberryPi(R)に書き込んだ画像、動画を表示する
  3. PCあるいはスマートフォンで、その場で入力したメッセージを表示する
  4. RaspberryPi(R)に書き込まれている画像、動画、メッセージをスケジュールして繰り返し表示する
  5. PCの画面をキャプチャしてリアルタイム表示する
  6. 複数のLMCをLANで接続し、大きなLEDパネルとして連携表示させる
  7. コマンドで動作するため、Pythonなどのスクリプト言語で複雑な動作を、ユーザーがプログラムすることができる

使い方

LMCは、添付のシステムイメージを書き込んだmicroSDカードをRaspberryPiに装着し、LEDマトリクスを装着するだけで動作します。

スマートフォンやPCから、無償配布のコントロールアプリによって操作するほか、USBメモリに書き込んだ画像・動画を表示することができます。

実績

ムーバルサイネ

ムーバルサイネはバッテリー駆動可能な、屋外対応のポータブルLED表示器です。

LMCを内蔵し、低消費電力であるため、モバイルバッテリーで表示することができます。

くわしくはこちらをクリック

店頭吊り下げ看板(ムーバルサイネ)

ムーバルサイネの利用法の一環として、店舗の宣伝映像を表示しています。

賃貸契約の都合で突き出し看板を設置できない店舗などで、「配線不要、必要に応じて掲示できるデジタルサイネージ」としてご利用いただいています。

テスト動画

静岡科学館るくる ダンスダンス

ダンスダンスは、静岡科学館るくるに設置されている、画像解析と自動合成によるアトラクションです。

LMCを58ノード使用し、PCが合成した画像を複雑な形状の表示パネルにリアルタイムでキャプチャ表示しています。

静岡科学館 るくる

テスト動画

防火訓練システム

LMC-04を6ノード使用し、ノートPCで動作する防火訓練アプリ(Unityで開発)の映像をLMCに表示しました。

消火器に装着したモーションコントローラ(NintendoSwitchのジョイコン)の動作に反応して消火液の向きを操作でき、消火活動を疑似的に体験することができます。

広島県東広島市福富町の道の駅福富で行われた「つくればフェア」にて展示したほか、マンションの防火訓練にて使用されています。

実演動画

さらなる発展

2022年現在、改良モデルとしてRaspberryPi一台で12ノードを同時駆動が可能な、LMC-M(仮)を開発しております。

1ノードで最大192×128まで表示が可能で、フレームレートと色表現についてもLMC-04と同等以上の性能です。

55インチ向けディスプレイ筐体に搭載し、イベントや店頭掲示板などのデモンストレーションを計画しております。

関連情報

LMC-04を利用するにあたり、Windowsに必要なソフトウェアです。

注意:NeCoWinのアプリには、LED表示を制御するアプリケーションであるLEDMultiControlの最新版が同梱されていますが、これはLMC-04に使用するとバージョンの不整合で正しく表示ができなくなります。
原則、LMC-04添付のロムイメージに含まれるものを使用するようにしてください。
もし環境を破壊してしまった場合は、当方にご連絡いただければ、ロムイメージか適正なバージョンのLEDMultiControlアプリを改めて提供いたします。

お求めのときは

LMCは、マルツオンライン様にて取り扱いいただいております。

LMC-04 製品ページ

LMC-04対応LEDマトリクスP6-32×32 製品ページ

LMC-04対応LEDマトリクスP10-32×16 製品ページ

仕様や機能についての問い合わせは、当方までメールもしくは問い合わせフォームよりお願いいたします。