■更新履歴
■特徴
ムーバルサイネは、電源がない環境でも高輝度、高速表示が可能なLED表示板です。
64x32ドットで明るく鮮明な画像を表示
録画した動画の他、PCからのリアルタイムキャプチャも可能
屋外にも耐える(*1)輝度と高い密度により、複雑な映像を安価で表示
複数機の連携で大型表示板としての運用も可能
バッテリーを使用することで、電源装置のない環境で動作可能
ケース内に内蔵するバッテリーと、外付けバッテリーを併用することで、無停電での長時間運用が可能
20000mAhで8時間駆動
スマホ(Android端末)からの制御も可能
時間ごとに異なる映像を表示する「スケジュール機能」を搭載
無線LANのアクセスポイントとして動作し、複雑なIP設定なしでWiFi操作が可能な「アクセスポイントモード」を搭載。
スクリプトから直接画像や文字をLED画面に表示できるため、他のアプリケーションとの連携も容易
視認性を向上するための拡散板、カメラ等の三脚が使用可能なアダプターを標準装備
その他、アルミフレームに任意のオプションを追加可能(*2)
*1 直射日光環境下での利用は非推奨です。
*2 M4ナットとネジで固定できるものに限ります。
64x32の高輝度・高密度・高速表示
秒間60フレームで、最大13bitPWMのフルカラー表示64x32ドットで明るく鮮明な画像を表示
録画した動画の他、PCからのリアルタイムキャプチャも可能
屋外にも耐える(*1)輝度と高い密度により、複雑な映像を安価で表示
複数機の連携で大型表示板としての運用も可能
高いポータビリティ
電力制御機能により、モバイルバッテリー駆動と高輝度を両立バッテリーを使用することで、電源装置のない環境で動作可能
ケース内に内蔵するバッテリーと、外付けバッテリーを併用することで、無停電での長時間運用が可能
20000mAhで8時間駆動
専用アプリによるPCからの制御
PC用制御アプリ(NeCoWinR2)からの遠隔制御スマホ(Android端末)からの制御も可能
時間ごとに異なる映像を表示する「スケジュール機能」を搭載
無線LANのアクセスポイントとして動作し、複雑なIP設定なしでWiFi操作が可能な「アクセスポイントモード」を搭載。
内蔵RaspberryPiの自在なカスタマイズ
表示制御にRaspberryPiをRaspbianOSで使用しているため、Linux用アプリケーションやPython等のスクリプトによる制御が簡単スクリプトから直接画像や文字をLED画面に表示できるため、他のアプリケーションとの連携も容易
アルミフレームと小雨防水ケース採用
屋外での掲示用途に耐えるため、小雨・飛沫に耐えられる防水ケースに搭載(IPX3相当・試験中)視認性を向上するための拡散板、カメラ等の三脚が使用可能なアダプターを標準装備
その他、アルミフレームに任意のオプションを追加可能(*2)
*1 直射日光環境下での利用は非推奨です。
*2 M4ナットとネジで固定できるものに限ります。
■用途例
店舗用掲示板 |
中小規模店舗で、店舗外向けの情報表示版として。
メリット
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イベント用案内板 |
イベント等々で、展示品の紹介や行列の案内など。
メリット
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車載表示版 |
車両販売の紹介映像や、誘導メッセージの掲示に。
メリット
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路上案内板 |
工事現場の警備や車両誘導の情報表示に。
メリット
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■運用例
ムーバルサイネ 車載表示板としての表示デモンストレーション |
ムーバルサイネをケースなしで使用したデモンストレーションです。
店舗でショーウィンドウ内に設置するなど、屋外に向けての情報表示板として使用することをイメージしています。 表示内容は、新年のデモンストレーションに使用するためのソースのテストを行っています。 RaspberryPiは3B、撮影はiPad Pro 11を使用しています。 表示のちらつきはカメラの同期の問題で、肉眼で観測するぶんには十分な緻密さと滑らかさを確保しています。 |
観光地山頂(無電源地)で情報表示板として使用 |
2019年元旦、広島県廿日市市宮島町の弥山山頂にて、ムーバルサイネにカメラ用一脚を装着し、モバイルバッテリーを使用して情報表示板として運用しました。
一定時間ごとに、現在時刻と初日の出までの時間と、謹賀新年のメッセージを自動でスケジューリングして表示しています。 時刻が一定を超えるごとに表示スケジュールを切り替え、夜間、日の出直前、日の出後で表示内容を切り替えています。 |
卓上LED表示板として使用 |
2019年2月3日から4日にかけて、NT広島およびNT広島miniに『つくれば工房』への協力としてムーバルサイネを出展しました。
カメラ用の小型三脚を装着し、モバイルバッテリーを装着して、イベント会場でのLED表示板として使用しています。 |
■使い方
準備
ムーバルサイネを利用するには、本体の他に以下のものを用意してください。
・制御用WindowsPC(無線LAN機能のあること) x1
・制御用WindowsPC(無線LAN機能のあること) x1
▼モバイルバッテリーを内蔵する場合
- モバイルバッテリー x1 (2A以上の出力能力を持つこと)
- microUSBケーブル x1 (多くの場合モバイルバッテリーに添付のもの)
▼モバイルバッテリーを外付けする場合
- モバイルバッテリー x1 (2A以上の出力能力を持つこと)
- USB A-Bタイプケーブル x1 (プリンタケーブルと呼ばれるもの)
▼AC電源を使用する場合
- USB A-Bタイプケーブル x1 (プリンタケーブルと呼ばれるもの)
- USB型ACアダプタ x1 (5V 2A以上)
組み立て
図のように、ムーバルサイネにUSB A-BタイプケーブルのTypeB端LMCに装着し、TypeA端をバッテリーあるいはACアダプタに装着します。 バッテリーを内蔵する場合は、別途マニュアルを参照してください。 |
点灯
アプリからの制御
WindowsからLMCを制御する準備をします。
制御アプリ『NeCoWinR2』をダウンロードして、任意のディレクトリで解凍してください。
『NeCoWinR2.exe』をダブルクリックすることで、制御アプリを起動します。
制御アプリ『NeCoWinR2』は、LMCのLEDマトリクス上で、PC上の画面をキャプチャして投影したり、録画した画面を転送したりすることができます。
詳しい使い方は、『NeCoWinR2』を参照してください。
制御アプリ『NeCoWinR2』をダウンロードして、任意のディレクトリで解凍してください。
『NeCoWinR2.exe』をダブルクリックすることで、制御アプリを起動します。
制御アプリ『NeCoWinR2』は、LMCのLEDマトリクス上で、PC上の画面をキャプチャして投影したり、録画した画面を転送したりすることができます。
詳しい使い方は、『NeCoWinR2』を参照してください。
■仕様
型式 | LMS-P6 | |
画面解像度 | 64x32ドットフルカラー 6mmピッチ | |
サイズ | 392x240x53mm |
|
制御ドライバ | LMC-04 | |
最大消費電力 | 5V 2A |
|
使用マイコン | Raspberry Pi 3 Model B+ | |
重量 | 2.5kg |
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オプション(別売り) | 一脚、三脚スタンド |
■サポート
ダウンロード
ムーバルサイネ関連資料とアプリケーションは、以下からダウンロードしてください。
NeCoWinR2 | NeCoWinR2 アプリケーション(zip) | ダウンロード |
NeCoWinR2 取扱説明書(PDF) | ダウンロード |
よくある質問
Q. | 電流制限はどのような仕組みになっている? | |
A. |
LEDに表示する映像はその内容によって消費電力が大きく異なります。(例えば洋画の一場面と、白い大きな文字をスクロールさせるのでは、後者の方がより消費電力が大きくなります) これにより、瞬間的に消費電力が電源の供給能力の限界を超えて、マイコンなどに供給する電力が不安定になり、RaspberryPiがダウンしてしまうことがあります。 これを防止するため、ムーバルサイネに使用されているLED表示ドライバ回路『LMC-04』は、送り込まれてくる映像を都度評価し、一定以上の電力が消費されそうになると、自動的に表示する映像の輝度を落とす仕組みになっています。 電力抑制の閾値は、『NeCoWinR2』でRaspberryPi上に設定することができます。電源の供給電力に余裕があれば、この閾値を限界まで高く設定することもできます。 ムーバルサイネでは、バッテリー切替回路とモバイルバッテリーの供給限界から、電流制限の閾値を『24』に設定しています。これは最大消費電力の24/256にあたります。 |
Q. | 明るさはどのくらい? | |
A. |
『NeCoWinR2』で輝度を調整することができますが、モバイルバッテリーで運用する場合、LEDの全力発光の24/256を上限としています。(先述の電流制限の仕組みについても併せてご覧下さい) この設定値を調整することで、最大およそ1000cdで発光させることができます。 これは直射日光下では視認が困難ですが、日陰などに設置していれば真夏の屋外でも視認が可能な値です。 深夜に運用する場合、輝度設定を落とすことをお勧めします。 |
Q. | 対応するモバイルバッテリーは? | |
A. |
出力電流が2A以上、できれば3A以上であるものが望ましいです。 また、通常のモバイルバッテリーは、充電目的に使用するため電力消費が低いと固有の時間でスリープ状態に突入します。これを回避するには一定以上の負荷を掛け続けなくてはなりませんが、スリープ状態となる閾値はモバイルバッテリーの製品ごとに異なります。 ムーバルサイネで映像を表示している限りはスリープ状態に突入することはありませんが、画面を暗転状態で長時間放置した場合、バッテリーの種類とRaspberryPiの状態によってはスリープ状態になる可能性があります。 弊社では運用実績のあるものとして、アンカー・ジャパン株式会社のPowerCoreII シリーズを推奨しています。 |
その他のお問い合わせ
Raspberry Piそのものの仕様や使いこなし、異常に関するお問い合わせは、対応しかねる場合があります。ご了承ください。
LMCおよびムーバルサイネに関する質問、その他のお問い合わせは、弊社サポートに、メールまたは電話でお願いいたします。
LMCおよびムーバルサイネに関する質問、その他のお問い合わせは、弊社サポートに、メールまたは電話でお願いいたします。
共和システム株式会社
〒733-0816 広島県広島市 西区己斐大迫3-20-5
電話:082-273-1290 FAX:082-273-0764
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